北海道の電気自動車?EVトヨタ「コムス」を寒冷地仕様に改造

 


トヨタの電気自動車「コムス」を寒冷地仕様に改造した「NEICLE」とコムスの紹介をします。NEICLEの情報はほとんど無いので現在の状況はよくわかりませんが?

はじめに

カーボンフリーな生活に向けて電気自動車の情報収集をしていますが、中古車が多く出回っている日産「リーフ」と、小型EVに注目が集まっているようです。

今回は、札幌市で開発された小型寒冷地仕様EV「NEICLE」と、そのベース車両のトヨタ「コムス」についてYouTube動画を中心に紹介します。

NEICLE

北海道発の寒冷地仕様EV「ネイクル」の開発経緯については以下の記事を参考にしてください。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/180801/bsl1808012210004-n1.htm

ベース車両は最初はトヨタ「コムス」だと思っていましたが、3輪の光岡自動車製の小型EV「ライク-T3」など他のタイプもあるようです。

YouTube動画を2本紹介します。

寒冷地仕様のEV(自動車) けいざいナビ国際学部2017年4月8日放送

説明を以下に引用します。
アリョーナがやってきたのは札幌市白石区。北海道の企業が連携して積雪寒冷地向けの電気自動車を開発したそうです。雪が降る地域だからこそ必要な機能を多く持った車を調べに行ってきます。 
訪ねたのは札幌のWill-E。様々な機械の設計、製造を行う会社です。道内の8社のが協力してトヨタ車体のコムスという自動車を改造して電気自動車を作りました。 
名前はネイクル。 パッと見ただけではわかりませんが、ネイクルには積雪寒冷地向けならではの工夫が詰まっています。 その一つが内装に使われている真空断熱材。断熱性能が極めて高く、省エネ住宅の壁に採用されている素材です。 
「動かない」住宅の壁に使われる素材を、「動く」車に転用する試みは国内では初めて。今後、実際の断熱効果や耐久性などを調べます。 
フェンダー部分などには、雪や氷が付くのを防ぐ撥水性のある金属を吹き付けています。 雪が付かないことで車体が重くなるのを防げるため、バッテリーの消費を抑える効果もあります。 
そして最大の特徴は前輪にインホイールモーターがついていること。通常は後輪の2輪駆動で走りますが、後輪が空転した時にセンサーで検知して前輪のインホイールモーターが作動して4輪駆動になります。 例えば雪道のわだちで立ち往生したときは、前輪も駆動して走れます。 
ネイクルの製作を呼びかけたのは、中小企業に幅広い支援サービスを提供する中小企業基盤整備機構です。北海道では製造業の比率が低いですが、隠れた技術を持った企業はあります。 
グループを作って一つのテーマに取り組むと、製造業の活発になり、北海道で人々が暮らすための新しい移動手段の開発にもつながるのではと考えました。 
去年の札幌モーターショーに出展した際、来場者から「雪道走行のリスクを減らしてほしい」という声が寄せられました。 
このため、雪道でも走りやすいよう車高を10センチ上げ、エンジンを改良して車輪に伝える力をより高めた2号車を作りました。いずれは病院の送り迎えにも使えるような二人乗りの車を目指しています。 
販売開始は来年春の予定で、価格は「100万円以下に抑えること」が目標です。 
釧路市では、雪道に強く環境に優しい乗り物として、動物園や温泉街に訪れた観光客に貸し出すことを検討しています。

寒冷地仕様EV試作進む 道内企業共同開発(2015/10/28) 北海道新聞

説明を以下に引用します。

2016年1月22~24日に開催される札幌モーターショー2016(実行委主催)の出展を目指し、北海道内の地場企業が共同開発している寒冷地仕様の電気自動車(EV)の試作車の製作過程が10月28日、札幌市内で報道関係者に公開された。この日は後輪駆動のEVを雪道走行に適した四輪駆動に改良するため、前輪のハブ内部に搭載する電気モーター「インホイールモーター」の取り付け作業が行われた。

コムス

メーカー公式サイトは以下です。

http://coms.toyotabody.jp/


原付登録なので車検・車庫証明・重量税・取得税は不要です。

ガソリン車の燃費換算では以下の計算となります。
・満充電の電気代が156円で約50km走れる
・北海道の現在のガソリン価格がリッター約135円
156円1.16リッターのガソリンが買えて50km走れる
・リッター58km換算
・プリウスなどのハイブリッド車を上回る

しかし、私の感覚では車の車重や居住性を考慮すると、燃費換算はドッコイドッコイのような気がしますが・・・

YouTube動画を2本紹介します。

コムスで拡がる新しいライフスタイル


【スピード感に注意】コムスの運転を360゜カメラで疑似体験 >>> YouTubeサイトへ


上記の動画は360度VRなのでマウスドラッグで周囲の景色が見渡せます。スマホのYouTubeアプリなら2眼360VRで見回せます。裸眼で観る場合は以下の記事を参考にしてください。

https://chrome-vr.com/2020/05/3d-vr-smartphone-non-goggles-view.html

まとめ

日産リーフの中古車は初期のものだと50万円くらいから購入できるので車両価格は安いですが、車両重量が1500kgを超えるので3ナンバーとなります。

車検や書庫証明なども必要で、駐車場を契約する必要があります。保険料もバカになりません。つまり、経費や維持費はガソリン車並みにかかると考えて良いです。

一方で、コムスは経費や維持費が安く済みます。その代わり、中古車が北海道で買えるのかはわからないですし、新車は高いです。このあたりが悩みどころです。

コムスの寒冷地仕様はそもそも市場にはほとんど出回っていないので新車を注文購入することになり、さらに高いです。それを考えるとリーフの中古車は魅力的です。

ではでは、きらやん


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